【新刊/小説】寺西一浩著「最後の部屋」

作家・寺西一浩ミステリー渾身の一作!

余命宣告された母の介護と風俗嬢の仕事を両立する「早乙女幸香(ユキカ)」。
ある日、初恋の男で元カレの「白石悟志」に八年ぶりに街で声をかけられる。
「なんで、こんな仕事を・・・」
悟志の言葉に幸香は心で呟くのだった。
「父や『あの時』の人々への復讐のためにー。」

ある「風俗嬢」の「復讐」を描いたサスペンスミステリー!
少女の頃に起きた「事件」の真相が解き明かされる。

「部屋には人の心が表れるという。ならば、私の部屋には、誰も入ってほしくない。私の隠した心に無遠慮に踏み込み、荒らしまわってほしくない。ただ無言で、私は私の部屋を隠し続けたい。この部屋には入る価値もない、見る価値もないと、訴えかけたい。そうすることでしか生きていけない人間も、この世にはいるのだ。(本文より)」

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